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ようこそナベヅル八代の里へ!
 周南市東部の山あいに位置する八代(やしろ)地区は、全国に2カ所しかないナベヅルの飛来地の一つ。1955(昭和30)年には「八代のツル及(およ)びその渡来地(とらいち)」として、国の特別天然記念物に指定されています。なぜ八代が「ツルの里」になったのか、長くツルの保護活動に携(たずさ)わってこられた河村先生を、地元中学校の4人の皆(みな)さんが訪ねて学んできました!
今月の先生
河村 宜樹さん 周南市ツル保護研究員
河村 宜樹(かわむら のぶき)さん

ナベヅルは山口県の県鳥。大事なツルのことを理解し、保護の歴史を学び、みんなで守っていきましょう!
 ナベヅルは毎年10月の終わりごろ、八代にやってきます。到着(とうちゃく)すると、田んぼに下りてまず自分たち家族の縄張(なわば)りを確保します。日中は餌(えさ)を食べたり、縄張り争いをしたりして過ごし、夕方、山あいのねぐら〈寝場所(ねばしょ)〉へ。キツネなどに襲(おそ)われないよう、水のある田んぼの中で一本足で立ったまま眠(ねむ)ります。
 八代のツルは昭和15年には355羽もいました。でも、その後、水鳥であるツルにとって大切なねぐらとなる水田が減り、先生イラスト荒廃田(こうはいでん〈耕作されなくなって荒れた田〉)が増えたこと、住宅地が増えたこと等、さまざまな環境(かんきょう)の変化などで八代のツルは減り始め、昨シーズンは13羽に・・・。
 八代では、昔から守ってきたツルを増やそうと、ボランティアの人たちなどが今、一生懸命(いっしょうけんめい)取り組んでいます。皆さんもきょう学んだことを、ぜひ何かの行動につなげましょう!
 
今月のキッズ   周南市立熊毛中学校3年生の皆さん
崎重 貴裕さん
下岸 千恵さん
崎重貴裕(さきしげたかひろ)さん
これまでツルを守ってきた八代の人たちの思いを、自分たちも受け継(つ)がないといけない!
  下岸千恵(しもぎしちえ)さん
ツルの減少の原因は環境の変化。みんなで環境を良くしようと心掛(こころが)けたら、少しでも変わるはず!
徳本 佳州美さん
中村 誠さん
コ本佳州美(とくもとかすみ)さん
ツル保護のため、こんなに努力を積み重ねているなんてすごい。みんなでツルを愛し、守っていきたい。
  中村 誠(なかむらまこと)さん
ツルと人間が共存するためには、まち全体のツルに対する意識を高めることが必要だと思いました。
イラスト

どうしてツルが飛来してくるの?
寒さの厳しい冬のシベリアではツルのエサが捕(と)れなくなるから、という説や渡(わた)りの本能を持っているから、という説などがあります。
八代のツルを守るため、どんなことをしているの?
地域の人々は、温かい心でツルのためにさまざまな活動をしています。
活動の例
・刈(か)り入れが済んだ餌場(えさば)の田
 モミ・小麦など餌をまいたりします。
 仲間を呼ぶためデコイ(ツルの模型)を設置したりしています。
・山あいの荒廃田
 草を刈って水を入れるなどしてねぐらを整備します。
・八代小学校の児童たちが観察をして、「つる日記」を付けています。

周南市 鶴いこいの里交流センター   周南市 鶴いこいの里交流センター
http://www.city.shunan.yamaguchi.jp/hp/turu/
周南市大字八代826-8
TEL0833(92)0003
開館時間:8時30分〜22時
休館日:12月29日〜1月3日
入館料:無料